3月のライオン 3 (ジェッツコミックス) |羽海野 チカ

羽海野 チカ
白泉社 刊
発売日 2009-08-12
兄者と坊。 2009-08-30
今巻、主人公・零は、獅子王戦に臨んでいます。
義姉・香子の想い人であり、香子を「ストーカー」呼ばわりする、後藤九段との対戦を目指す零。
が、後藤九段と当たる前に、ある人物にガツンとやられます。
己の未熟さを知る零。
そこから、また一歩踏み出す事になります。
零は、さまざまな人と触れ合いながら、苦しみながら、また助けられながら成長していますが、
その人達の中でも今巻の注目は、零の親友(?)・二階堂四段(←彼の場合、毎回、注目ではありますが…)と、二階堂四段が「兄者」と呼んで慕う島田八段(初登場!)だと思います。
二階堂四段は、島田八段にある事を頼みます。
本書の中でも言われていますが、零は本当にいい友達を持ちました!
そして、島田八段も二階堂四段が兄者と呼ぶはずだわの深くいい人物です。
彼と後藤九段の雷を呼ぶ戦い(!?)にも注目です!
新たな人物との触れ合いで、零がどのように変わって成長していくのか。 次巻も心待ちにしています。
だから、この漫画が好きだ! 2009-08-27
深刻な心の葛藤が、やさしい絵で無理なくつづられていく。
「自分のひとりぼっちに気をとられ、誰かの一人ぼっちに気づけないでいた」
「一人じゃどうにもならなくなったら、誰かに頼れ」
「こんなにまわりに心配をかけているうちは、独立したって言いません」
ちょっと身につまされるようなセリフ。
そして桐山個人の問題だけではなく、勝負に生きる棋士の心情も書かれている。
相手の力量を読み間違う、自分の限界を知りながらなお「勝つために」対局へ向かう。
本当にこんな張りつめた心情で、現実の将棋を指している人がいるかと思うと、なんか将棋の世界も見方が変わってくるような。
だから他人にも勧められるし、この漫画が好きなんです。
泣きました 2009-08-24
あたたかいコタツみたいな…
コタツを知ったからこそ気付いてしまった寒さもある。
でも…寒さだけに慣れて麻痺してた零ちゃん、あたたかいコタツを思い出せてよかった。
久々のヒットキャラ野口君(※高2) 2009-08-22
2巻で少し出た桐山零の因縁の相手後藤の登場
香子との関係も少しずつ見えてくる…
暴力的で冷酷非情だが将棋としては真摯な態度を見せていて、これも一人のプロの姿なのかなと…
島田開との対決でベテランの棋士同士としてのぶつかり合いは見応えあった。
そんなベテランの闘いに目の当たりにして桐山はようやく大きな壁を乗り越えつつある。
また桐山の学生生活で登場した「野口君」は久々のヒットキャラでした。
明らかに野口英世の意識した高校生でしつこく「※高2」と書いてるとこが良かった
零ちゃん≧親父達 2009-08-22
静かなるライオン零ちゃん、ついに始動。
……したところで3巻終了。次回をご期待ください的な締めでしたね。
途中まで相変わらずモモのおしりとほっぺたは可愛いなーと思い、そこから不気味カワイイ後藤が登場、弱弱そうで実は熱くてじっくりな強さな島田が出、サブキャラっぽくキタ会長がおもろかったです。
零ちゃん、確かにうじうじしいのふらりと飛ばされそうな雰囲気だけれども。
間違いに気づくとちゃんとつぎのステップに繋げていく素直さがあります。読者には分かりやすい成長過程な少年。
今回、ボルテージがガン上がったシーンもあり。
二階堂のおれおれ様な主張が影をひそめていたのはなぜだろう。あにじゃに没頭していたから?
モモがれいちゃんちに行って、ドアポケットから呼んでいる場面。今じゃあんまりできないんだろうなと思うんだけれど。ドアポケットってほとんど無いのでは? そう思うと希少価値なひとコマです。必読です。
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